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新型コロナウィルスの治療薬

新型コロナウィルスの治療薬として、「アビガン」という薬が注目されています。

「アビガン」はもともと日本の会社が開発したインフルエンザの治療薬ですが、インフルエンザと性質の似ている新型コロナウィルスにも効くかもしれないということで、治験を飛ばして実際の患者さんに使用されているようです。ただ、「アビガン」は効くかもしれないけど、副作用も大きいという点が難点です。今のところ「アビガン」は市販薬でもないし、市民には入手できない薬のようです。しかし、政府はなるべく早く「アビガン」を患者に使えるようにしようとしています。

一方、「フォイパン」という膵炎や逆流性食道炎の治療薬も新型コロナウィルスに効果があると噂されています。「フォイパン」は、医師の処方箋があれば入手できる薬であり、また特許権の存続期間が満了しているため、そのジェネリック薬品も存在しています。

先日、外国クライアントから「アビガン」と「フォイパン」について我々が入手できるか聞かれました。新型コロナウィルスが既に世界レベルで蔓延しており、同時に、外国の人も高い技術力を誇る日本の製薬会社で開発された薬に注目しています。

最近は毎日都内のコロナウィルスの感染者数が発表されており、その数は減るどころか漸増傾向にあり、収まる気配がありません。昨日はついに政府から非常事態宣言が出されましたが、我々のような特許事務所にとって、在宅勤務と言っても週に一度も出勤しない働き方は不可能だし、そもそも在宅勤務ができない職種の人も大勢いるわけで、そうなると都内へ電車通勤する人も多数います。結局、会社員は、感染の可能性が高まる密閉空間を避けられません。

感染のリスクは電車内に限られず、買い物客でごった返している特に都内のスーパーマーケットも人口密度が高まっています。他の国でも同様かもしれませんが、我々日本人はどうしてこういう時に我先にと必要以上に物を買いだめしてしまうのでしょうか。自分も先日薬局でマスクを探しましたが、店先に「本日入荷分のマスクは完売しました」との表示がありました。なるほど、休日にマスクを買うためには並ぶ必要があるのかと、ましてや平日にマスクを買うことは現役世代にはかなり困難であると、遅ればせながら認識しました。

最悪、感染してしまった場合に備えて、「アビガン」の一日も早い実用化を願っています。

ドイツ語・英語の翻訳による特許明細書

弊所は50年ほど前からドイツクライアントから特許出願の依頼を多数頂いています。

ドイツの特許出願人が日本で特許を取得する際、大抵の場合は特許出願人は、ドイツ特許庁や欧州特許庁に先ずドイツ語で書かれた特許明細書を提出しています。

その後、日本でこの特許を出願してほしいという依頼があるので、結局我々はドイツ語の特許明細書を日本語に翻訳する必要があります。ただ、ドイツ語の特許明細書だけでなく英語の特許明細書が存在する場合も多く、その場合、ドイツ語又は英語を日本語に翻訳することになります。

ドイツ語を日本語に翻訳するとなると、かなりの語学力が必要となりますが、英語ならさほどでもないと思われるかもしれません。しかし、この英語、元々のドイツ語を英語に翻訳したものなので、普通の英語ではなく、「クセ」が強いため一筋縄ではいきません。また、翻訳の場合、外国語ながら特許明細書は既に完成しており、それを丁寧に日本語に翻訳すればよいため、楽なので慣れてくると油断しがちです。

先日翻訳した英語の特許明細書に出てきた単語に、「assembly」というものがありました。「assembly」と言えば、複数の部品から成る1つの完成品というイメージがあり、そのまま「アセンブリ」と訳したり、「組立部品」などと言ったりします。しかし、この「アセンブリ」が、明細書に出てくる具体例(実施形態という)といまいち一致せず、なんとなく違和感を抱えたまま訳し進めていました。あるとき、何気なく原語であるドイツ語を見たところ、「assembly」に対応する単語は「Anordnung」でした。「Anordnung」はしばしば「arrangement(装置)」と訳される単語のため、結局、「assembly」という英訳を無視して、「Anordnung」には「装置」という訳語を当てることにしました。

なぜ、(ドイツ語→英語の)翻訳者が「Anordnung」を「assembly」と訳したのか分からず、また「assembly」と明示されているのに「装置」という訳語を当てることに抵抗もありましたが、まあ原語を確認して良かったという事例でした。

結局、原語であるドイツ語を直接日本語に翻訳する場合は間違いないものの、ドイツ語→英語→日本語の翻訳の場合、原語のドイツ語に遡って確認する必要もあり、二重に大変で、何よりやっぱり油断できないのが翻訳という作業なのでした。

新型コロナウイルスによる新宿御苑の臨時閉園

新型コロナウイルスの影響で、3月27日(金)より新宿御苑が臨時閉園しており、再開時期も未定です。ちょうど今、東京では桜が見頃なのに、新宿御苑に入れないなんて残念です。多くの観光客が落胆しているでしょう。

28日(土)、29日(日)は全国的に大荒れの天気となり、東京でも雪が降りました。3月に積雪はあり得るものの、28日は今年一(?)と思うほど寒く感じられました。せっかく桜が咲いているのに、新型コロナウイルスのせいで外出もできず、そうでなくても降雪で外出できず・・・なんて日でしょう。

人類の新型コロナウイルスとの長期戦が予想される中、新型コロナウイルスに一度感染してから回復した人から摂取した血液からの薬剤の開発が既に進んでいるそうです。一般に、日本の薬開発は海外に比べて時間がかかると言われていますが、この未知の脅威との戦いは日本経済に深刻なダメージをもたらすのはもちろん、既に市民は「コロナ疲れ」しており、一刻も早い薬開発が望まれます。日本の製薬メーカーの底力に期待です。

今日は兼ねてよりコロナ感染と闘病が伝えられていた有名人の訃報も伝えられました。このニュースには多くの人がショックを受けるとともに、新型コロナウイルスの恐ろしさを改めて認識したのではないでしょうか。
このウイルス、ニュースでは既に伝えられていますが、その進行が早く、一度重症化してしまうと、回復するのが困難なようです。最近まで若者なら重症化しないと考えられてきましたが、米国では20歳前後の健康な人が新型コロナウイルスの発症により亡くなっており、若者といえども油断禁物です。ましてや、中年以上は、中だるみしてきた新型コロナウイルス対策を再認識し、改めて手洗い・うがいなどの基本感染対策に立ち返る必要があります。

しかし、例年であれば、今頃は満開の桜を見物する観光客であちこちが賑わっているのですが、今年は残念で仕方ありません。桜、この時期しか咲かないのに・・・

新宿御苑は閉園ですが、特許出願は一日でも早い出願が必要であり、したがって特許事務所は営業しております。

新しいマスクの開発

新型コロナウイルスの影響で、店頭でのマスクの品薄状態が続いており、なかなか手に入りません。一方、ネットでは1万円ほどの高額でマスクが販売されています。一般的にマスクの材料は不織布/ガーゼであり、安価で製造工程も単純のはずですが、なぜ安価なマスクがこれほど入手困難なのでしょうか??
「奪い合えば足りぬ、分け合えば余る」というやつでしょうか。

こんなとき、不織布以外の安価で通気性の良い材料でマスクが作れれば、もう少しマスク需要が満たされて、店頭にマスクが並ぶと思うのですが。
3Dプリンターで製造されたマスクも存在するようですが、その素材や着け心地、呼吸し易いのか、花粉(ウィルス)などの異物を排除できるのか気になるところです。

一方で、ガーゼを買ってきて自前でマスクを作る人もいるようです。こんな状況では、人は通常何とかしてマスクを手に入れたいと考えがちですが、手に入らないなら自分で作ってしまおうというのは発想の転換であり、目から鱗が落ちました。皆が目を付けていないから、ガーゼ自体はまだ売っているようです。

自分もそうですが、花粉症の人はこの時期にもかかわらずマスクが入手困難で、ただでさえ辛いのに、電車内でくしゃみをしようものなら他の人から睨まれることもあり、非常にしんどいです。

一方で、アルコール消毒液の容器の或るメーカーは、容器の受注件数が倍増しており、休日返上でライン稼働しているそうです。「アルコール消毒液の容器」と言えば、四角い形の、上部にノズル付きのプッシュボタンが取り付けられた箱を思い浮かべますが、まさにアレです。この容器も、製造後に作業員が1つ1つ手で持って検品するのですね。液漏れが無いよう欠陥が無いかどうかチェックするのは当然といえば当然ですが、意外と手間がかかっています。

新しいマスクの開発と、新型コロナウイルスの一日も早い終息を祈るばかりです。

中小企業による国際特許出願料金の減免・出願補助金

近年、多くの中小企業が国内での自社製品・サービスの展開だけでなく、中国や米国などの外国においても事業展開しています。

事業展開の際、他者による模倣品を排除するために、新たな製品に関する発明・考案に関して特許や実用新案を取得することが非常に重要ですが、外国への特許出願にはやはりそれなりの費用がかかります。

というのも、国際特許出願(PCT出願)は、通常、受理官庁たる日本特許庁に出願しますが、出願日から30か月以内に中国や米国などの権利化を望む国において国内移行手続きを行う必要があり、その手続きにはその国の言語での翻訳文の提出が必要だからです。もちろん、その国での代理人手数料もかかりますが、やはり日本語から外国語への翻訳料金が高くなります。例えば米国、イギリス、カナダだけで国内移行手続きを行うのであれば、英語の特許明細書さえ準備すれば足りますが、中国などの英語以外の言語が必要な国に出願する場合は、その国の言語への翻訳も必要となります。

しかし、最近はいわゆる中小企業に対して減免制度が充実してきており、PCT出願の出願手数料(特許庁へ支払う印紙代)などが1/2になる制度があります。

さらに、中小企業に対して国際出願促進交付金と言う形で、国際出願手数料や取り扱い手数料の一部がフィードバックされる制度もあります。

さらには、中小企業に対する外国出願補助金という制度もあります。これは、出願手数料のみならず、翻訳料金なども補助対象経費となります。補助金を受けるには、外国出願の前に、補助事業者へ補助金を申請し、補助事業者による審査と助成の決定を受ける必要があります。ただし、この申請には必要書類の提出が必要であり、補助事業者による助成の決定にも2,3か月かかると思われます。よって、この場合、時期的に余裕をもって補助金の申請を行う必要があります。

そもそも、以上のような中小企業による国際特許出願の料金の減免・出願補助金を受けるためには、その企業が中小企業に該当するという条件に該当しなければなりません。

中小企業の方でPCT出願を考えているが、高いコストに悩まれている方は、是非一度私共にご相談ください。